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2013年08月09日(金)

弁護士と博士

「司法改革制度」が失敗したと言われているようです。簡単に言うと、弁護士の試験や修習制度をもっと楽にして数を増やそうとしたのですが、当然ながら問題が出ました。まず「法科大学院」を乱造したのは記憶していると思いますが、それはこれまで合格者が1,000人だったのを3,000人に増やそうとしたのです。そうしたら教授力も玉石混淆で合格者が少なく潰れる大学が出るようになりました。そもそもあの難しいと言われた司法試験に三倍も増やして通そうとした構想は誰が作ったのでしょうか?またそもそも弁護士が不足していると誰が何故言い出したのでしょうか。弁護士の資格を取ったのに500名も就職できないそうですよ。余っているのです。それなのに裁判の日数が異常にかかるのは、裁判官の数を増やさないからなのですよ。こんな単純なことで日本は「改革」され変えられていくのでしょうか?そう言えば、「博士号」を取ったのに確か4割ぐらいが就職できないとか。それも書類選考で落とされるのは業績が足りないから。そりゃあそうでしょう。「博士」は研究して業績を積んで、頭の良い人が研究職につく。だから「博士号」を持っているだけで職にありつけると考えるのは古いですよ。そもそも大学出て猫も杓子も「博士号」を持つようになったのは何故だか分かりますか?それは教授は毎年業績を大学や文科省に報告しなければなりません。その業績の中に、何人「博士」を指導したかというのもポイントになるのです。だから誰でも良いからと言っては悪いけど「博士」にしようとするのです。だからこういう世の中になるのは目に見えていました。


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