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2013年09月14日(土)

勝てば官軍

日本には「勝てば官軍、負ければ賊軍」ということばがあって、正確ではありませんが広い意味で同じような考え方はいまだに残っていないでしょうか?つまり大きな良いことをすれば、少々の欠点は目を瞑るとか許される、というものです。1972年「外務省機密漏えい事件」というのがありました。これは佐藤政権のとき、沖縄返還に際して、ニクソンと佐藤首相が結んだ「密約」が「ある、ない」で裁判になった事件です。事実は「密約」はあったのですが、それは伏せられていて、表向きの「核抜き、本土並み」で合意されたことになっているのです。「密約」では「核の持ち込みを認め、日本が金と物品をアメリカに払う」ということでした。しかし「密約」が伏せられたままの5年後、佐藤首相は「非核三原則」を守った政策が評価されてノーベル平和賞を受賞します。機密を漏えいした外務省の女性と新聞記者は消えました。いやな「事件」でした。この前、TVでドキュメンタリーをやっていましたが、見た人は少ないのでは?実は、初めは「国民の知る権利」か「国家機密」かが焦点でしたが、女性と記者の間に「男女問題」があったとして、焦点はすり替えられます。バカなマスコミはそれに飛びついて、みずから本質を見失います。国民はマスコミについて行きました。

実は、「丹下さんの雨漏りと前川國男の激怒」の話を書こうと思ったのですが、長くなったので次回にします。


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