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2013年09月30日(月)

ホンダN1

後輩から名刺を受取ったら、肩書に「ホンダ」とあるので、私は「ホンダ」が好きだと言って、先月、ホンダの「N1」を買ったが、素晴らしいと褒めたら、あの車は私がデザインしたと言います。実はこれまで、アウディ、ボルボ、BMW、そしてワーゲンと、その都度ディーラーに薦められる車を乗り継いで来ました。が、金もないし車自体には興味が無いので、長く付き合っていたディーラーも近頃親切でなくなったので、昔乗ったことのある「ホンダ」にしようと近所のショールームに行きました。すると展示されていたN1が即気に入ったので、「これ下さい」というとホンダのディーラーがびっくりして、「試乗もできますが」と言うので、「イインです。車は形が良ければ」と言って決めてしまいました。色は黄色にしたのですが、屋根はどうしても黒にしたくて、2か月待たされてしかも10万近く追加になりましたが、ご満悦。そこで後輩に実に素晴らしいデザインだけど、1つだけ難がある。その他はこれまでの「軽」の概念を根本的にくつがえす見事なものだ。その一つの難は、高さが高過ぎることだ、と言うと、彼はさも悔しそうに、「そうなんですよ。実は私の設計ではあと20センチ低くすることになっていました。ところが会社(営業?)がどうしても高くしろ、と言うんです。相当抵抗しましたが、これ以上頑張ると、この車は陽の目を見ないことになりそうになったので、ついに折れたんです」と悔しそうに言います。そのかわり、あの車はツートーンをイメージしていたから、私が屋根を黒にする選択は嬉しいと言いました。この話を聞いて、ますます好きになりました。この車は私の設計姿勢と同じ「最後は妥協」の苦さを共有しているのだと、可愛がりながら乗っています。ちなみに車の名前、「チキンカー」と命名しました。


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