2018年03月09日(金)
おちょくる
「おちょくる」ということばがあります。
<関西弁・からかうこと>と辞典には出ています。なるほど、その辺の感じは関西人のイメージで、冗談やふざける雰囲気があって実にいい感じだと思います。前提に、相手を恐れない、どちらかというと小馬鹿にしているニュアンスがあります。
それで昨日、国会から要求されて財務省が出してきた書類、まさに「おちょくっている」のひとこと、笑っちゃいました。
そもそも、これまで国会に出された書類は書き換えられた疑いがあるから、書き変え前の書類があるのではないか? あるなら 出せ! という話なのです。
それをさんざん拒否した挙句、「書類がありました」と言ったので、みんな固唾をのんで待っていたら、既に国会に出された書類と同じものだった、という話です。それなら無いと言えばいいのに、もったいぶって「探したらありました」、と言って出すところが、まさに「おちょくっている」と思うのです。
まさか国会議員のレベルの低さや野党の拙攻を官僚は小馬鹿にしているのではないと思いますが、笑っちゃいけない冗談です。
こんなことをしている間に、国民が「ナニやってんだ! もっと重要なことがあるだろ!!」と言い出すのを、安倍さんは待っている。 さすがうまいですねえ。でもこれは、おちょくっても終わりませんよ。