2018年04月25日(水)
コルビュジェの船、沈む
例のコルビュジェのセーヌ河に浮く「アジール・フロッタン」、壊れて沈んだそうですね。
遠藤秀平さんと五十嵐太郎さんが、ASJの支持を受けて熱心に再生を計画されていましたが、私は初めから賛成できませんでした。そもそも、膨大な金をかけて、修復し維持をしていく価値があるとは思っていなかったもので。
何故価値が無いかは、このコラムでも表明していたので繰り返しませんが、壊れたからには、もう膨大な金をかけて引き揚げて、修復などはお考えにならずに、その金とエネルギーを、上野の「国立西洋美術館」に回していただきたいと思います。
何をするのか。
それは、「西洋美術館」の屋上に上がれるようにすること。今は屋上が使えないようになっています。屋上に上がれて利用することは、コルの大切な主張のひとつです。つまり「屋上庭園」を作ることです。
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そうしないと、私は世界遺産登録返上すべきだとさえ言いたいのです。建築家の設計意図を無視しておいて、日本の建築家は恥ずかしくないのですか?
これを実現していただくようにお願いします。