2018年12月06日(木)
自画自賛
(老人の自画自賛は醜いもの、気分が悪くなる方は読まれないことをすすめします。)
「写真美術館」に行ったので、恵比寿駅前の「トレベルノ」を拝みに行ってきました。
20年前の作品ですが、両側はすでに新しいビルが建ち、横からの姿はあまり見えませんでしたが、やはり良いです。名建築と言っても良いのではないでしょうか?
ドコモモとかいうのがありますが、認定されないのなら独自に「ヨシモモ」認定作品としても良いでしょう。
名建築とは何か? まず設計に渾身のエネルギーが感じられること。
正面に立ってじっと見上げていると、上層階の居住部分と下の事務所スペースが大胆に分離していること。高層でありながらキャッツヲォークがあって、バルコニーがありますが、それらに、「作ることに対する夢中さ」が感じられるのです。形の美はその次で良いと思います。普通のやり方で処理してしまわない創造の精神があって、それに夢中さが込められていることが、美より大切だと思います。
それがあることが名建築の前提です。正面に立ってじっと見ていると、それが認められるので、やはり「ヨシモモ」の認定をすることにしました。
アプローチのチェッカープレート敷きも近隣の商業ビルとは違います。ごみ置き場も違います。
横の壁の「トレベルノ」というロゴ、坂茂さんの奥様のデザインですが、(最近お会いしていないけどお元気かなあ…)そのロゴは隣のビルに隠されていますが、隙間からかろうじて見られます。
是非近くにお出かけの折には見てください。ちなみに設計は私ですからね。念のため。