2019年11月15日(金)
紅白に美空ひばりが・・・
NHKが「紅白」で美空ひばりを登場させて、新曲を歌わせるようです。
なんとバカな!と腹が立ちます。
AIの技術で、ほんとに舞台で歌っているようにするようです。以前もNHKでやっていました。イタズラ程度なら良いけど、「現実」のようにするには、膨大な金がかかるようです。
それになんの意味がある? と言いたいのです。
人間は死んだひとを連れてくるなんてことできっこないのです。
だから真似(カバー)をする、そこに人によって違いが生まれ、その違いに魅力や面白さがあるのではないですか?
絵画も彫刻もそうですね。静物や景色をそのまま持ってくるわけにはいかない。
その写し取りの工夫が、人によって違う、その違いを楽しむ。そこに絵画や彫刻という芸術があるのではないですか?
しかし目的が「再現そのもの」だとすると、忠実に近づけば近づくほど、人による違いが薄くなって、興味がなくなります。つまり芸術と反対の方に行くのです。
芸術が無い世界はロボットの世界です。人間の世界ではありません。
過去の人間をAIを使って再現して見せる。本物に近づけるだけが目的です。それは単に技術の世界です。そんなこと、面白くも何ともない。技術屋に任せておけばいい。NHKが膨大な金を使って、紅白でやることではないでしょう。(このニュース、一晩で跡形もなく消されていました。何故? 怖いですね・・・)