2020年04月22日(水)
二つの便り
便り その1: 普段あまり交流の無い後輩から手描きのハガキをもらいました。
何事だろうかと読んでみると「コロナお見舞い申し上げます・・・」という書き出し。
暑中見舞いや寒中見舞いはもらったことがありますが、「コロナ見舞い」とは初めてです。
ご本人も、数年前に大学を定年退職されたご高齢だから、万一かかったら重篤の確立大。
そんな方から健康を気遣ってくれる手紙をもらうとは、嬉しい限りです。
暑中見舞いは毎年きますが、「コロナ見舞い」は今年限りであることを祈ります。
便り その2: 久しぶりにハードボイルド・イナミ君から、これはメールで。
私のコラム「国会で良識は問うな!」をたまたま読んだらしく、それへのご忠告。
読んでくれたとはまことに嬉しい。(ゲンなどは事務所やスタッフの悪口を書いても、読んだことが無い。)
で、ハードボイルド君は、私が婉曲に柔らかく、回りくどく書いていることにいら立っているらしいのです。
私は、江戸時代の川柳よろしく、半分逃げ腰で、でもちょっと言ってみたいという姿勢で書いていますが、イラついたようです。むしろ危険だと。
なるほど・・・
でも、こんなこと言える? 「夫の総理が国民に、家から出るな! 地方に移動するな! 大勢で付き合うな!と言っているのに、その妻、ファーストレディが、自粛なんかしていたら、我慢できないからワタシ九州へ行くわよ、と50人で旅行をするのは、不見識を越えて、「規制」を越えた「犯罪」ですらあるのですよ。罰則規定があるヨーロッパでは、ファーストレディの犯罪として、大統領も即クビですよ。厳に慎むことだ!」なんて、とても書けませんよ。
ただ、やっぱり川柳は難しい。ご意見は反省の材料にして精進します。
今書いている「コルビュジェぎらい」は江戸の庶民のへっぴり腰と風刺の効いた素朴絵の本ですが、ハードボイルドのウィルスを移されたらひとたまりもないから、見せに行かなかったのが悔やまれる。もう編集しているけど、出版したら、見せたいね。