2020年05月05日(火)
プロンプターがない?
昨日の安倍さんの演説、スバラシカッタですね。
「謝罪好きの国民」のために「効果が達成できなかったことを陳謝」した。
そして「『外出自体は悪くない』と2度繰り返して、アキエ夫人をかばった」こと。同時に小池さんの「ステイホーム(外出するな、家に居ろ」を骨抜きにしたこと。
もう内容については完璧ですよ。だからまったく興味はありません。
私が興味を持ったのは、その完璧な作文を読むプロンプター(透明液晶モニター)のこと。
いつもは、左右のそれを見ながら読むから、テニス試合の観客みたいに首を振ります。
ところが昨日、国営放送はカメラを引いて全体を見せたのは、初めと終わってからだけ。演説中は胸から上だけを大写しして、周囲を見せない。
だから始まる前に「おや?今日はプロンプターが無いのかな?」と思っていたら、始まってからは大写しになって、周囲が見えない。プロンプターも無でやっているのか?
「外国の大統領は原稿を読まずに自分のことばで話すから説得力がある」と、原稿ばかり読んでいる安倍さんは批判されていたので、今日は自分の言葉で演説? と感心していましたが、聞いているとやっぱりあれは官僚が書いた原稿の言葉。でもプロンプターが映っていない。もしかしたら全部覚えて来たのか?
終わって、記者の質問になるのでカメラは引いて、全景が写るようになりました。やっぱりプロンプターが無い。
ところが「アレ? あの二つの『台』は何だ?」
安倍さんの前の大きな机の前に、左右2台の細長い台があるのです。机と同じ木で色も同じ台だから気づかなかった。
実は、その2台の台の中にプロンプターは隠されていたのです。始まるまでその中にあって、話始める寸前に自動的にスルスルっと上がってくる。終わると、全景が写る前にスルスルっと下がって隠れる。 お見事! 見せたくなかったんだ。でも、文章はうまいけど・・・あとは言いません。
そして国営放送との、カメラアングルの連携もお見事と言うしかありません。