2021年01月07日(木)
雪下ろしは建築家のせいだ!
日本海側は何年かに一度の豪雪に悩まされています。
老人が屋根の雪の被害に会って、命を落とされているという報道に接し、いたたまれません。建築家として「なんとかならないのか!」と自責の念にかられます。
北陸や東北にいる優秀な建築家を知っていますが、雪を熟知しているはずの「建築家だろ! なんとしてくれよ!」と叫びたい。
私は、3、40年くらい前になるでしょうか、妙高高原と奥志賀に別荘を建てたことがあります。両方とも有名な豪雪地帯です。積雪3~4Mが普通です。しかし両方とも「冬でも使える別荘」が条件でした。私は、両方とも建設費用を可能な限り削って、1階を倉庫などにして、その上に2層(2階)、冬は2階から出入り。屋根の雪は自然落下。 2階分の建設費を3階にして建てたのです。ブロックとスチールと木造の混構造の家は、まだ使っています。超ローコストハウスですが、なかなか良いです。
[別荘だから良いけど、普通の住宅地じゃあ無理だよ」と言うかもしれませんが、雪国の特例で法を変えてもらうのです。町中3階建てを可能にする。日照問題も特例を作る。地元の建築家が立ち上がってください。
すぐ検討してください。
それから、屋根に積もらせないような、熱線を仕組んだ、つまり温かい屋根が出来ないものですか?そんな技術、メーカーと組んでできるはず。あるいは既にあるとも聞いたことがありますが・・・
費用が高い? 知事か市長かしりませんが、交渉して費用の支援をしてもらうべきです。
「200年住宅」とかバカなことを言った首相がいて、それが「耐久性のある家」に補助を出しています。特別な金なんてかけなくても「耐久性のある家」はできます。その金、「ホットルーフ」(屋根を温める)に廻してもらいましょう。
「省エネ」にも支援金を出しています。東京、神奈川、静岡のようなところの「省エネ」費用を北国に回してくれ、と経産省か国交省か知りませんが、交渉しましょう。
いや、バカみたいな素人のマンガのような発想ですが、言いたいのは、「北国の建築家たちよ! 雪下ろしは建築家が無くさねば!」と言いたいのです。
「屋根の雪下ろしをさせているのは、建築家だぞ!」と言いたいのです。
(PS:屋根の雪下ろしをするのは、そのままだと家がつぶれるからでしょ? 構造家に聞きたいのですが、木造ではあの積雪に耐える家(構造)はできないのですか?できるでしょ?)