2021年02月22日(月)
ことば狩りと ほっこり
最近、若い人の言葉が分からなくて・・・
もう教師は辞めたし、若い人との距離を縮めようなどとは毛頭思いませんが、分からない言葉が気になるのです。
ひとつは「言葉狩り」。
MCの志らくさんが使ってました。自民党の竹下さん(?)が「男性的」と言ったのを、「男勝り」とすぐ訂正した件を取り上げて、使ったコトバ。
たまたま別のことで茂木健一郎さんも使っていました。「嫁」という字がお嫌いのようで、そのことにこだわる話題で「言葉狩り」というコトバを使われた。
自分の原稿が進まないので、気分転換に辞書や用語辞典を引いてみました。出ていません。「広辞苑」にも出ていない。
ミカン狩りとか紅葉狩りとか言いますが、「魔女狩り」という言葉もある。どちらに近いの?
それから「ほっこり」というコトバ。
初めて見たのは、私の本の「コルビジエぎらい」の感想(コメント)をアマゾンの紹介のところに投稿したひとがいました。「ちょっとほっこりする」と。
エッ!? どういうこと? とビックリして、目を疑いました。
ほとんどの方は 「痛快!」とか「皮肉たっぷり」とか「辛辣」とか・・・
およそ「ほっこり」というニュアンスではないのに、このコトバどういう意味?知らなかった。
ところが最近気にしていると若い子が、けっこう使っているのに気づきました。
それで「明解国語辞典」や「現代用語辞典」を引いてみましたが(ヒマだね)出ていない。
最後に「広辞苑」を引いたら「あたたかなさま」・・言葉の感じからまあそうだろうと思いましたが、他の意味として「持て余して疲れたサマ」とも・・・コノヤロー! そういう感想か?
そして「上方方言」として「ふかしいも」という意味も・・・コノヤロー! 芋かよ!
言葉は 大切に使いましょう。