2021年04月14日(水)
一回の押し間違え
私の医者がまだワクチンを打っていないと聞いて、「インパルス太郎君」の息の根が止まるくらい激しい原稿を書いて、さて「コラム」の欄に移そうと、Ctrl・Cを押そうとしたら、うっかりVを押してしまいました。一瞬にして真っ白! すべて消滅!
復活の技術を知らないからどうにもならない。 二度と書く気もしない。
今日の技術社会は、これだからイヤだと思いました。
昔、ハードボイルド・イナミ君がうちで仕事をしていた頃、たまに素っ頓狂な叫び声をあげて「アジャー」と嘆くのを、「またどっかのキーを間違って押したんだろ?この社会で生きる力を身に付けろよ」なんて心の中で説教していましたが、アレですよ。
社会というものは、キーの押し間違えでなくても、ほんの一つのミスが一生を奪うことがある。
たとえば昔、TVでスター的に活躍していた経済学者(評論家?)が、経歴を「詐称」して、バレて葬られたことがありました。世間から徹底的に叩かれて消滅したのです。(どうでもいいことだと思うのですが)
そうかと思うと、エジプトかどっかの大学を首席で卒業したというのが、「詐称」だと言われて、「ノンフィクション」小説まで書かれて、それでもくたばらない人もいる。
50万円をポケットに入れたのがバレて、世間に叩かれてノイローゼにまでなったのに、復権する政治家もいる。
一言の「失言」でリーダーの座を失う人もいれば、何回失言しても居座る人もいる。
一回のウソがバレて職を失うひともいれば、国会で100回ウソをついても座にしがみついていられる人もいる。
これって、その内容じゃあないんです。 そこが分からない。
始末の付け方がうまいのか・・・それをかばう力(権力)を普段から備えているのか・・・
嗚呼、ワクチンの原稿、読んでもらいたかった・・・