2021年07月28日(水)
白鵬のカチアゲ
「朝日君」の「天声人語」欄にこんなことが書いてありました。
「(白鵬)の序盤はハラハラさせられ、終盤は度肝を抜かれた。立ち合いの奇策やひじ打ちなど、横綱らしくないといえばその通り。しかしそれでも勝ちに行く姿を誰が否定できるだろうか。相撲が勝負である以上は▼
私は否定します。
そんなに「なりふりかまわず」勝負がしたいのならプロレスをやればいい。プロレスはルールを破っても勝つところが一つの見せ場です。ミスター・ちんは、禁じ手を破ってスターになりました。その彼にも「そこまで」というルールがありました。
だから相撲で「ルールで決めてないから」という理由で眉をひそめるようなことを勝つためにやっては、日本の「国技」ではありません。
そもそも相撲も法令で「国技」とは定められていません。それでも天皇杯が下賜されて、みんなが「国技」と思っているだけです。それで良いのです。いかにも日本らしい。
言っときますが、私は相撲に興味はありません。最後の白鵬の一番もニュースで見ただけですが、たびたび問題になっている「かちあげ(ひじうち?)」や「ガッツポーズ」はやはり見たくありませんでした。相撲ではしてはいけないことだからです。
蛇足ですが、「天声人語」って、変わりましたね。昔は長いこと荒垣秀雄という方が一人で書いていました。中学、高校、大学の頃だったでしょうか・・・学びました。
私近年、文章を習いに行っていたところの先生の、多くの方の肩書が元「天声人語」の執筆をしていたというので、驚きました。「こんなに多くの方が、天の声が聞けるんだ・・・」と。
でも今回のこういう「おことば」を読んでいると「ほんとに天の声?巷の雑音じゃあないの?」と疑問です。
蛇足の蛇足ですが、私、文章教室の劣等性で、「起承転結」を徹底的に指導されましたがまったく無視、「転から初めて何が悪い?」。 「字数を守れ!」もまったく無視。「字数がはみ出て何が悪い!?」 ご迷惑をかけるので不登校生でした。