2021年09月13日(月)
ハガキの文化
突然、黒沢さんの一番弟子のKさんから絵ハガキをもらいました。
鱗雲が大半で、下の方に小さくシルエットで、犬を連れた女性とベンチに座る人と自転車。 なんだ?これは・・・ 寂しい絵だなあ、と読んでみると、用件が分からない。
「ブルータス」を見てくれたようで、室内を思い出してくれたハガキかも知れない。小さい字でいっぱいに書いてある。たいした用件は無さそう。
しかも宛名の下に、手描きで、1本の枯れ木から強風に落ち葉が散っている。カバンをもった男が風を避けて立っている。「これ、オレか?」 と寂ししさがつのります。でも何故か嬉しい。
近年9割以上が、メールのやりとりです。用件はすべてメール。
先日、恩師の、毎年やっている誕生会をオンライン(ズーム?)でやったので参加しました。 通常なら会場で見かけると、話しかけますが、オンラインでは進行係に従わなければならない。
会えば話をするFさんが、「学会の文化賞」を授与されたとか報告があったので、後日(ちょっと事情があって)本をお送りしました。「お話しできなかったので・・・」と添えて。
そうしたらその礼状に、ご自分の絵葉書を使って「画面で拝見したお顔、お元気そうで・・・」と短文が添えてありました。さすが大人の対応ですが、個性があってバランスがとれている。
この老境の文化は大切にしようと思った次第です。
うちの鬼娘と女房のラインを見ていると、きよゑちゃんとかいうカラスに「バカヤロー!」と言わせています。ああいう世界には近づかないことにします。