2021年10月03日(日)
違い過ぎる
今でも耳を疑って信じられないのですが、隈研吾さんは今同時に、世界に2~300件の仕事があるとか・・・ 勿論保留になって動いていないものもあるでしょうが、それにしても。
折しも「丹下展」をやっているとか。見ておきたい、「現代建築の終焉」展になるのではないか。
あの丹下さんでも、同時にそんなにしていなかった。恐らくピーク時でも数軒では?
そして、図面を1枚1枚丹念に見ていた痕が分かるとか。
「「新都庁舎」の図面について、ビックリしたのは、エレベーターの面積計算を全部、自分でやっているんですね。理由は、エレベーターの面積計算を、自分以上にできる所員がいると思えないから」と云ったと、藤森さんが言っています。藤森さんだから、話半分にしても信じられないですよね。エレベータの話は別としても、図面を丁寧にチェックしていた話は信じます。
これは本当の話
今井兼次は、途中窯場で陶片を集めながら。長崎まで行って、自分で「26聖人の聖堂」のタイルを貼った。
村野藤吾は、「日生劇場」のエレベーターホールの壁がアコヤ貝が貼ってあるので「大丈夫ですか?」と聞いて、所員が「大丈夫です」と、掌でさすって見せた。そうしたら村野藤吾は自分の柔らかい手の甲でサーッと擦った。みるみる血が噴き出しました。「ペーパーで摺りなおしてください」と言って指示をした。私、そういう時代に生きてきた。
ハードボイルド君が言いやがった。「今度の風刺画展、若い人に通じますかねえ・・・」
「いいよ、65歳以上に制限するから」