2022年04月14日(木)
河瀬直美監督の入学式の祝辞
近年、東京大学入学式の祝辞が面白いですねえ。
たしか去年は上野千鶴子氏。その前は?安藤忠雄さんも物議をかもした。
今年の河瀬直美さんも、「あれ?」と思いました。
「ロシアという国を悪者にすることは簡単」「悪を存在させることで安心していないだろうか?」「その悪としているロシアの正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか?・・・」 (東大の公式サイトに全文が出ているそうです)
新聞でじっくり読もうと思っていたのに、朝日君がちっとも取り上げないので、出てこない。
朝日君、無視したのかな? それとも識者の意見を集めて、じっくり取り扱う気か? それほどの問題じゃあないですよ。 河瀬さんってどういう方?
私、河瀬さんの映画は見ていないし、何も知らない。 五輪を撮ったらしいけど、興味が無い。(市川崑の鉄の球を見て感激した世代だけど・・・古イネ・・・)
そう思っていたら、昨日「批判の声が出ましたねえ」
「(この現実が見据えられない人は(筆者註)) 人間としての重要な感性の何かが欠けているか、ウクライナ戦争について無知か、どちらかでは」
「「侵略戦争を悪と言えない大学なんて必要ない」・・・等々
ふと思ったんですが、院生を息子に持つ「ハードボイルド」君が、「一番シラケて聞いているのは本人たちですよ」と言いそうで・・・
私もつくづくそう思うようになりました。それで良いんだと。
「アイヌ民族は我が民族だ!」とロシアが北海道に攻めてきたら、機関銃を持って行って戦ってもらうのは彼らですからね。良いんだよ、難しいことは考えないで。