2022年04月29日(金)
国交省には問題ないの?
私が呆れて、心配するのは、国土交通省の斎藤大臣です。公明党の指定席のようです。
知床の海難事故の運航会社の社長を「ひどい会社だ!ひどい社長だ!」と非難なさいます。 その通りですが、それを国交大臣がいうことか? 私は無責任極まりないと思います。
事故を起こした運航会社が、日ごろから、海が荒れたら(途中でも)引き返すという「条件付き」の出帆、それを大臣は「ありえない!」と他人事のように言われますが、やっていたのですよ、日常的に。
これは内緒でやっていたことではなく、値段表まで書いて、客に分かるように貼っていたと云うじゃあないですか。つまり、運航会社は以前から堂々とそれを掲げて営業していたそうじゃあないですか。
そういう営業を放置していたのは国交省の管轄の問題ではないでしょうか? 勿論末端の行政事項でしょうが。知らなかった、あり得ない、ということでしょうか?
それを他人事のように言われたら、ちょっと違うのではないか?と言いたい。
そして明日か明後日か、有識者による「会議」を作るとか・・・ ドロ縄ではなく「事故会議」と言います。(事故が起こってからあわてて委員会をつくる)
「姉歯事件」のときも、急に気が付いたように締め付けが厳しくなりました。問題の本質がどこにあるかまったくご存知ない大臣だったのではないかと思うような、処置でした。それで責任を全うしたような・・・
そもそも建設省と運輸省を 国土交通省として合体して、どういうつもりでしょうか?
運輸省を陸・海・空の交通手段で分けろとは言いませんが、建設省管轄の建築と一緒にしたのは、いかにもどうでもいいことのようです。
一級建築士は3年に一回の講習会。あの船長たちも3年に一回講習会してますか? 海はそんなに変わらない?? とんでもない。海図の情報や温暖化で天候は年々変わる。
要するに政治家の気が回らないだけです。
今度の事故は、あの社長とは別に、政治家の責任は免れません。