ホーム »  コラム  »  磯崎新氏ご逝去

2022年12月30日(金)

磯崎新氏ご逝去

磯崎さんが亡くなられましたね。

 たぶんコルビュジエの次に私の書架にはご著書が沢山あります。

 ところが、読んでいないのです。べつに篠原一男さんや原広司さんのように文章が難しいわけではないのですが、内容が難しい。ところが九州で作られ始めた頃、私の建築人生がスタートして、磯崎さんの建築思想が建築界の中心でした。磯崎さんとご関係があった植田実さんや、その辺りに、藤井博巳さんや黒沢さんや、一緒に飲む機会があっても、まったくついていけない。

 直接のお付き合いは無いのですが、とにかく建築とはそういうものだと見せつけられているので、必死でした。

 「建築家の年輪」という本でインタビューを受けた時、真壁さんに思わず「バカなのについて行こうとしたのが最大の間違いだった」とつい本音を云ってしまいました。

 今はそういう方が建築界にいないから、バカでも平気でやっていられて羨ましいかぎりです。

 ある時、木島安史君と、他に編集者や評論家がいたと思いますが、みんな酔っぱらって、「今からイソさんのところに行って飲み直そう!」と言うことになって、ご自宅を訪ねましたが、ご不在でした。もしあの夜御在宅で一緒に飲んでいたら、今、私は別の仕事をしていたかもしれません。心からご冥福をお祈りいたします。(追記:報道ではプリツカー賞を受賞されたと報じていますが、受賞はされましたが、プリツカー賞を作られたご本人だと思いますよ)


ページの先頭に戻る